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年収 AI生成 文責 くろいちご

福岡県30〜34歳の平均月収29.9万円、残業代などを除くと26.8万円 年収の手取り試算は342万円

福岡県30〜34歳の平均月収は、残業代などを含むと29.9万円、所定内給与では26.8万円。推計年収433万円の手取り試算の内訳と、年収の手取りを12で割った額が毎月の振込額と合わない理由を、2023年の賃金構造基本統計調査から読む。

3,423,466円 福岡県30〜34歳の推計平均年収433万円の手取り(試算) 賃金構造基本統計調査(厚生労働省)2023年の福岡県・男女計をもとに、2026年度の税・社会保険料(協会けんぽ福岡県10.11%、32歳、扶養なし)で当サイトが試算

福岡県で働く30〜34歳(男女計)の平均月収は、残業代などを含む「きまって支給する現金給与額」で29.9万円、それを除いた所定内給与額で26.8万円だ。どちらも賃金構造基本統計調査(厚生労働省、2023年)の額面の平均値で、差の3.1万円が超過労働給与額にあたる。同じ年齢層の推計平均年収433万円を2026年度の税・社会保険料で手取りに直すと、当サイトの試算では3,423,466円(約342万円、推計年収の79.1%)になる。

「月収」も「手取り」も、話す人によって指すものが変わる。ここでは福岡県を例に、三つの数字がそれぞれ何を含み、何を含まないかを順に見ていく。

毎月の給与には二つの定義がある

統計上の「きまって支給する現金給与額」は、毎月決まって払われる給与だ。残業代や休日出勤手当などを含み、賞与は含まない。所定内給与額は、そこから超過労働給与額を除いたもの。求人票の基本給に近い感覚で月収を考える人には後者、残業を含めた毎月の額面で考える人には前者が近い。

数字の母集団にも注意がいる。対象は企業規模10人以上・産業計・一般労働者で、事業所の所在地で集計されている。「福岡県」は福岡県に住む人ではなく、福岡県内の事業所で働く人の数字だ。また、どれも平均値で中央値ではない。中央値なら「半分の人はこれより下」と読めるが、平均値は高い給与の人に引っ張られるので、その読み方はできない。

年齢層きまって支給する現金給与額(月)所定内給与額(月)
年齢計32.5万円29.7万円
〜19歳20.2万円18.3万円
20〜24歳24.3万円21.9万円
25〜29歳27.4万円24.5万円
30〜34歳29.9万円26.8万円
35〜39歳33.3万円29.6万円
40〜44歳34.6万円31.8万円
45〜49歳36.6万円33.7万円
50〜54歳37.2万円34.6万円
55〜59歳38.1万円35.6万円
60〜64歳29.7万円27.9万円
65〜69歳28.4万円26.7万円
70歳〜23.2万円21.7万円

出典:賃金構造基本統計調査(厚生労働省)「令和2年以降 一般_都道府県別_年齢階級別DB」2023年、福岡県・男女計、額面の平均値(2026年9月1日取得、当サイト集計)

二つの列の差、つまり超過労働給与額にあたる分は、福岡県では35〜39歳の3.7万円が最も大きく、70歳〜の1.5万円が最も小さい。年齢計では2.7万円だ。表の値はそれぞれ0.1万円単位に丸めてあるため、表どうしを引き算すると0.1万円ずれる行がある(年齢計は32.5万円−29.7万円で2.8万円になる)。

推計年収433万円を手取りに直すと

推計年収は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」で当サイトが算出した。30〜34歳の433万円を全額給与とみなし、福岡県の協会けんぽ料率10.11%、32歳、扶養なしという条件で計算した内訳が次の表だ。

項目金額
社会保険料640,274円
所得税68,560円
住民税(所得割192,700円+均等割4,000円)196,700円
森林環境税1,000円
手取り3,423,466円

出典:賃金構造基本統計調査(厚生労働省)2023年の推計年収をもとに、2026年度の協会けんぽ料率・所得税・住民税の制度で当サイトが試算

森林環境税は国税で、住民税の均等割と一緒に納めるが、住民税の額には含めていない。手取りは年収から社会保険料、所得税、住民税、森林環境税を引いた額になる。

この試算は平均年収の人の手取りであって、福岡県で働く人の手取りの平均ではない。賃金は2023年、税・保険料は2026年度の制度で、年もそろっていない。協会けんぽの料率は都道府県で違うため、同じ年収でも県によって手取りが動く。その幅は協会けんぽ料率と手取りの県差で扱っている。

年収の手取りを12で割っても、毎月の振込額にはならない

月収の表には賞与が入らない。年収には賞与が入る。福岡県30〜34歳でいえば、月29.9万円の12か月分は358.8万円で、推計年収433万円との差の約74万円が賞与その他特別給与にあたる(丸めた値からの逆算なので目安)。

手取り3,423,466円を12で割ると約285,289円になる。この額には賞与の手取り分が混ざっているので、毎月振り込まれる手取りより大きく出やすい。月々の手取りを知りたいなら、年収ベースの数字を割るのではなく、賞与を除いた毎月の給与から考える必要がある。

試算どおりにならない人

次の条件に当てはまると、実際の手取りは試算から離れる。

  • 組合健保や共済組合に加入している(料率が協会けんぽと異なる)
  • 賞与の比率が高い(実際の賞与は標準賞与額で計算され、月給の標準報酬月額とは端数処理や上限が異なるため、全額月給扱いの試算とは保険料が一致しない)
  • 住む自治体が均等割に超過課税を上乗せしている(横浜市や茨城県内の市町村など)
  • 組合費・財形・社宅など、会社ごとの控除がある

時期のずれもある。標準報酬月額は本来4〜6月の平均から決まり、9月から翌年8月まで使われる。住民税は前年の所得にかかり、6月から翌年5月に納める。前年に課税対象となる所得がなければ就職1年目の住民税は原則0円だが、前年にアルバイトや前職の所得があれば課税される。この仕組みは住民税が前年の所得にかかる流れで詳しく書いた。

自分の県・年齢層の月収や、自分の年収と年齢での手取りは、当サイトのツール「都道府県別 平均年収くらべ」で県と区分を選ぶと同じ形で表示される。

出典 種別について